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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 神経生物学研究室オープンラボ「オープンアクアリウム」 
実 施 者: 富田千景 今泉典子 奥溪真人
実施場所: 飼育棟
実 施 日: 2015年 11月 3日
対  象: 大学祭来場者

<概要/企画としての特徴>
普段は関係者しか立ち入ることの出来ない水生生物室を、研究室の学生立会いのもとでオープンアクアリウムとして開放し、飼育している実験動物や研究についての説明を行った。


<活動内容/具体的成果>
様々な年齢層の人が来場することを予想し、生き物の簡単な説明書きをしたパンフレットを子ども向けと大人向けの2種類作成した。また、動物を説明するパネルを作成し、読むだけで内容が理解できる、水族館のような展示を目指した。そして、生き物をより近くで見ることができるよう飼育棟の外に展示プールを設置したり、標本を展示したりといった工夫を行った。
小さい子供や、ご年配の方も多くいらっしゃったため、外に設置した展示プールが大変好評であった。また、神経標本、乾燥標本も数多くの種類を展示したため、好評であった。



<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
非常に多くの方から、「楽しかったです」との声をいただいたり、一日に何度も来てくださる方(特に小さい子供)もいらっしゃたりと、来場していただいた方に楽しんでいただけたことを実感でき、大変やりがいを感じた。一般の方にわかりやすく生き物の説明をするのはやはり難しかったが、興味を持って質問を重ねてくれる方や、説明に納得して「勉強になった」と言ってくれる方もいて、とてもうれしかった。





本企画は毎年行っているが、これまでの経験で
@小さいこどもが多く来場する
A見てほしいポイントが十分伝えきれていない
B場内が混雑する
などの課題があることがわかっていた。

そこで今年は、
どのような生き物を、どのように飼育しているのか、そしてどのような研究に使うのか、というポイントを多くの人に理解してもらうため、パンフレットとパネルの大幅な改定や、音声ガイダンス等の作製、場内のレイアウトの変更といった工夫を凝らした。

これまでは、説明した点に対して、同じ内容の質問を聞き返されることや、パネルに書いてあることを質問されるといったケースが多かったが、今年はそのような事態はあまり多くなかったような印象を受けた。

留学生をはじめとした、外国の方も来場するので、今後英語のパンフレットも作成できればより多くの人に楽しんでいただけるのではと考えている。(奥溪真人)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY