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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 動物生態学研究室オープンラボ
実 施 者: 岸本渓・堀内香穂
実施場所: 動物生態学研究室前
実 施 日: 2016年 7月 17日
対  象: 高校生とその保護者

<概要/目的>
大学説明会後のオープンラボに訪れた方々に、本研究室での研究内容や生態学に関する最新のトピックスについて紹介した。紹介方法には、ポスター展示、口頭説明、昆虫標本や生き物の展示など様々な方法を用いて、高校生に本研究室や大学、生命科学に興味を持ってもらうことを目的とした。

<方法/企画としての特徴>
ポスター展示:本研究室での学生の研究成果をまとめたポスターを各自発表した。ポスターの内容については適宜口頭で詳しく説明した。
標本や生き物の展示:本研究室に所属する学生の研究対象である生き物や、ポスター発表に関連のある生き物およびその標本の展示を行った。

<活動内容/具体的成果>
生き物や研究内容に興味を持って下さった方に、詳しい説明をするという流れで紹介を行った。さらに、研究室や大学での生活、受験勉強などに興味のある方に対しても、適切に対応することができた。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
動物生態学の強みである、生きた生物の展示を上手く取り入れ、多くの高校生やその保護者に興味を持っていただくことができたと思う。発表する学生どうしで話し合いをし、しっかりと役割分担が出来たので、各自が責任を持ち発表を行えた。 修士二年 岸本 渓

自身の修論の先行研究に関するポスターと、以前作製したカメムシ目標本を展示した。ポスターは写真や図を多く交えて一般の人にも理解しやすい構成を心がけ、受け持つコーナーが小さいこともありできるだけ口頭で紹介した。ポスターの内容の見やすさ、分かりやすさについて直接のフィードバックは得ていないが、訪れた人の多くはポスターに一度は目を通し、解説も興味を持って聞いていた。カメムシ目の標本については、採集や標本作成時の経験を交えながら解説を行った。虫が苦手な人はそのまま素通りしてしまうこともあったが、「こんなに沢山の虫を集めたのか」「この虫が皆カメムシの仲間なのか」というような感想を述べ、関心を持って解説を聞く人も多かった。両生類コーナーには生体展示があったが、私の展示では時間の関係もあり行わなかった。昆虫なら管理は容易かつ説明もしやすいと思うが、実行するかは未定である。当日に困った点は、初めに自身の展示を両生類コーナーの奥に設置したものの、そこで多くの人が帰ってしまい、説明が出来なかったことである。これを受けて前側に場所を移すと、より多くの人が集まった。内容だけでなく、立地も大事と痛感した出来事だった。反省点としては、他の人の研究の不得手な部分をうまく説明できず、お客が怪訝な反応をして去ってしまったことがあった。当日は解説にあたる人数も少なかったので、研究室の基本的な情報は抑えておき、大学や研究室について情報を得たい人へも対応できるようにしたい。 修士一年 堀内 香穂
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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