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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 高校生ゼミナールサマーセッション
実 施 者: 秋山礼良・清野健司・木村友彦・武藤れおな
実施場所: 首都大学東京 南大沢キャンパス 8号館287室、キャンパス内
実 施 日: 2016年 7月 26日
対  象: 事前に受講を希望した高校2,3年生  60名

<概要/目的>
受講者が問題なく実習に参加できるような環境づくりに専念することで、企画者は質問に対し正しく答えることや事前準備を通じて企画力を鍛えることができる。また、専門的かつ実践的な生物学の一端を体験してもらうことで、受講者に生物学の楽しさや魅力、難しさを味わってもらう。

<方法/企画としての特徴>
受講者を30人ずつ2グループに分け、各々のグループに1日ずつ(計2日間)以下
の内容で実習を行った。
@ 前半ではショウジョウバエの採集法を説明し、受講者に実際に野外採集を体験して
もらった。企画者は、これの補佐に当たった。
A 実習室に移動し、ショウジョウバエの種同定実習を行った。これには、事前に用意した複数種のショウジョウバエ (計9種、1班につき5種) を用いた。企画者は実施内容が
円滑に進むように、受講者を指導した。

<活動内容/具体的成果>
担当教員の講義を補佐することで受講者の理解を助け、同時に受講者自らが前向きに臨むことができる環境をつくることができた。この活動を通じ、実際にイベントを企画することや、責任感をもって仕事をするを学べた。
また受講者においては、実習通して、大学での研究活動の一端を知ることが出来た。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
本企画は4年連続で参加しており、毎年前年度の反省点を後輩へ伝えてより良い企画になるような努力を行ってきている。準備の主力は後輩が担ってくれたが、実地での運営については経験がある分先導できた部分も多かったと思う。本企画は高校生の入試の一環であるため、問題に答えるためのヒントの出し方に特に気を遣った。答えを提示することは出来ないため円滑に進めることとの両立が若干難しいが、比較的上手く行った年であったと思う。(D1秋山)

昨年は当日少し参加しただけで、準備から参加したのは今回が初めてだった。準備については先輩を補助する形で行った。来年は今年教わったことを後輩に伝えていきたい。実習に関しては、自分もゼミナール入試経験者であるためその経験を活かし、質問があったところやなかなか進んでいない班には手を差し伸べたが基本的には高校生たちの能力に任せるよう努められたと思う。(M1武藤)
今年は2回目ということで、実習当日の動きに関しては去年よりスムーズに動け、高校生の質問に明確に答えることができた。しかし、準備に関してはミスもあり、改善すべき点があった。この改善点は後輩たちに伝えて、来年はミスのないよう行わせたい。(M1木村)

本企画では、実習で使用するショウジョウバエのストックの準備を担当した。準備の際ストックに確認不足による不備が生じてしまった為、今後は十分に確認を行ったうえで用意を進めていくように後輩たちに伝える。当日の高校生への対応については、例年よりうまくできていたと感じる。(M2 清野)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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