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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 細胞生化学研究室オープンラボ「私のカラダの中のごみ箱」
実 施 者: 南雪也、岩佐康之、大井悠二朗、大野靖枝、鈴木勘司
実施場所: 9号館4階エレベーターホール
実 施 日: 2016年 8月 21日
対  象: オープンキャンパス来場者

<企画協力者>
坂山亮太、田島佳寿、松浦雪


<概要/目的>
 オープンキャンパスの来場者を対象に、高校生物の内容と当研究室の研究内容を絡めたポスター展示や実際に私たちが行っている実験対象や実験機器に触れていただくことで、生物の面白さや大学での研究活動について興味を持っていただくことを目的としている。また、実施者もポスター作成や計画の過程で、一般の方への情報発信能力やプレゼン能力が養われることを期待する。

<方法/企画としての特徴>
以下の3つ方法で行う。
@)研究内容のポスター展示。                           
高校生物の教科書の内容と我々研究室で行っている研究を絡めたポスターを展示する。また、デモストレーションを行う実験の説明をするポスターも展示する。
A) 実験のデモストレーション                       
当研究室で扱っている培養細胞の観察、SDS-PAGEのデモストレーションを実施する。                              大学院生が来場者の方々に@,Aを見てもらいながら、説明をする。また、必要に応じて質疑応答に対応する。
B) 生物学なんでも相談コーナーの開設
生物、大学、研究など興味や疑問を持っている方を対象に、場を設けて大学院生が十分に対応できるようにする。

<活動内容/具体的成果>
 今回の活動では、ポスター展示や実験のデモストレーションを行いながらオープンキャンパスに来場した高校生や地域の方に、当研究室の研究内容をはじめとする生物学について触れていただいた。ポスター展示では高校生物の内容も含まれていたので、高校生にはより高校生物を理解するのにもよい機会になったのではないかと考える。また、身近な例を加えて説明することで、より興味を持って聞いていただけた。そして、今回の活動では専用の場を設けて私たち大学院生となんでも話ができるようにした。これによりポスターの説明や実験のデモストレーションで聞き逃した部分や細かい質問疑問をフォローすることができたと考える。また、研究のことだけでなく生物や大学のことなどより個人的な質問にも対応することができた。
 企画者は他者への情報発信の力を養うことのほか、前回のオープンラボで感じたことを今回改善するため意見交換ができ、当日も各自が改善点を意識しながら活動することができた。


<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
オープンラボの対象の中心は高校生であるが、高校1〜3年生や高等学校の違いによって、生物の学習状況は一様でない。その多様性に対応するべく、来場者へ一方的な説明でなく、対話・コミュニケーションを重視して、応対した。「難しいけど、おもしろい」などの意見を頂けることもあった。目標とした来場者の生物学への興味を深めてもらうといった内容が少しでも達成できていたら、大変嬉しく思う。(南雪也)
ポスターの内容変更、相手の知りたいことを聞いてから話すことで、前回よりも相手にとって有意義な時間にすることが出来たと感じた。(岩佐康之)
前回の反省を踏まえ、基本的な所から説明することで、高校生に分かりやすく伝えることができました。又、高校生の生物の習熟度に合わせて説明することができました。(大井悠二朗)
多くの来場者の方と生物や研究のことを理解してもらいながら交流することができた良い時間であった。また、他の企画者と、前回の活動で浮かび上がった問題点や改善点からより良くするためのディスカッションをすることで企画することの大変さや物事を想定する重要さも学ぶことができた。(大野靖枝)
今年の7月のオープンラボよりも多くの学生が参加したので、その人達全員に自分たちの研究を理解してもらう、または興味を持ってもらえるように話すのが難しかった。それでも多くの人に生化学研究の面白さを話すことができたので、非常に有意義な時間だと思った。(鈴木勘司)


実験のデモストレーションを行い、来場者に見学していただいている。
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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