TMU logo
生命科学専攻
トップ
「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 動物生態学研究室オープンラボ「いろいろな動物の行動と生態」
実 施 者: 伊藤睦実 岸本渓 神宮彬彦 中川知己 吉岡真人
実施場所: 8号館5階前廊下
実 施 日: 2016年 11月 5日
対  象: みやこ祭来場者

<概要/目的>
大学祭でのオープンラボに訪れた方々に、本研究室での研究内容や動物の生態学に関するトピックスについて紹介した。紹介方法は主に研究内容に関するポスターを掲示し、それを説明する形で行った。さらに、昆虫標本や生き物の展示、動画の再生などを活用し、本研究室や大学に興味を持ってもらうことを目的とした。

<方法/企画としての特徴>
ポスター展示:本研究室での学生の研究成果をまとめたポスターを掲示した。ポスターの内容については適宜口頭で詳しく説明した。
標本や生き物の展示:ポスター発表に関連のある生き物やその標本の展示を行った。実物の展示が困難なものについては、動画などを利用した。

<活動内容/具体的成果>
生き物や標本、動画などを紹介することで、本研究室で扱われている生物の説明を行った。研究内容に興味を持って下さった方には、研究内容のポスターを口頭で詳しく説明した。研究内容だけでなく、研究室での様子や大学院自体に興味がある方には広く紹介を行った。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
本研究室での自分の研究および哺乳類に関する過去の研究成果をまとめたポスターを掲示し、哺乳類に関する生態学の研究を紹介した。本研究室では哺乳類の他にも昆虫や両生類、爬虫類など、幅広い生物について研究を行っているが、その中でも哺乳類研究の特徴を説明できるように心掛けた。また、昨年度の反省を踏まえて、研究室全体の説明をしやすいように展示方法を工夫した(関連性のある展示物を近くに配置するなど)。野生の生物を研究する面白さや、難しさなどを紹介できたと思う。やはり宣伝不足のせいか、来てくださる方が少ないようにも思えたが、この点は今後の課題にしていきたい。(M2伊藤睦実)

自分の研究材料の標本を展示し,紹介した.また,来場者の興味を聞きだし,話題を作った.昨年は標本がなかったため展示できなかったことが,今年は自分の標本を用意できたことがよかった.生態学の研究室の本文としては生体を展示したいが,材料の生存している時期には遅く,標本のみとなり,ほかの生きた動物を展示して紹介できる室員に比べ,印象が薄くなってしまうのは仕方のないことではあるが少々残念であった.昨年と比べ,年少の児童を連れた家族の来場が多く,専門的な説明や大学での生物学についてなどはあまり求められなかった.来場者全体も,昨年に比べ明らかに少なかった.時宜を見図り,棟の入口で宣伝や案内を行った.他の研究室に例をとって,そのときの研究材料以外でも,興味深い行動や生態学的現象を紹介できる生き物をストックしておき,オープンラボのために用意して展示するのもよいかもしれない.今後の新たな提案として,研究の展示以外にせっかく幅広い動物やフィールドのことに長けた学生の所属する研究室なので,動物の質問コーナーやクイズなどを行うと盛り上がるのではないかと思った(M2 吉岡真人)

自分の研究対象の生物ある2種のアリジゴクと、研究内容についてのスライドを展示し、説明を行った。夏のオープンラボでは時期的に幼虫を展示することができなかったが、今回は展示することができ、どんな生物について研究を行っているのかわかりやすく伝えることができた。また、口頭でも、前回よりも研究の背景や具体的にどのようなことをしているのかを意識して説明することができた。まだはっきりとした結果が出ておらず、どのような結果が出たかははっきりということができなかったので次の機会までにははっきりとした結果を出し、ポスターなどでわかりやすく伝えられるようにしたい。前回よりも明らかに来場者が少なかったので、展示を行っていることを宣伝することができたらよかったと思った。(M1 神宮彬彦)

研究室の過去の研究成果をまとめたポスターを掲示し、卒業研究生の生体展示のサポートをおこなった。今回は自分の研究についての展示はおこなわなかったが、ポスターを通して来場者に動物の生態について説明することができた。一方で、来場者の年配の方からの質問の多くは、生態学の研究をする社会的な意義についてであった。これに対しては生態系サービスを主軸に説明をおこなった。納得していただけたかは分からなかったが、自分がおこなっている研究の意義について振り返る良い機会になった。展示の改善点として導線の確保があるので、次回は通路の両側を使わずにホール側にスペースを取って展示をおこなった方が良いと思った。(M1中川知己)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY