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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 平成28年「理系女子応援プロジェクト」
実 施 者: 武藤れおな、齊藤早紀
実施場所: 首都大学東京 南大沢キャンパス 8号館イニシアチブスペース及び11号館106
実 施 日: 2016年 11月 5日
対  象: みやこ祭来場者

<概要/目的>
みやこ祭来場者、特に大学進学を考えている女子中高生に向けて、身近なテーマを題材に各専攻の知識を生かした展示を行い理系の楽しさや面白さを紹介した。同時に進路相談を実施し、大学の様子や入試対策などの話をすることにより来場者の学習や今後の進路選択の為に役に立つことを目的とした。

<方法/企画としての特徴>
ポスター展示:秋をテーマとした身近な題材として「運動」と「食」の2つのテーマについて各専攻に関連した内容についてまとめ、ポスターを作成し展示した。私たちは「食」を担当し、秋の味覚であるきのこの面白い生態についてまとめ展示した。ポスターの内容については適宜口頭で詳しく説明した。

進路相談:主に中高生を対象に大学での授業や研究室の様子などを実際の体験をもとに話紹介した。また、来場者の大学への疑問や高校までの勉強法などの進路の相談に対応した。


<活動内容/具体的成果>
ポスター展示を通して、中高生が敬遠する傾向にある理系分野を身近なものとリンクさせることにより興味を持ってもらい、その中で知っているようで知らない身の回りのことを知ってもらうことで、生物学の面白さを感じてもらうことができた。また、進路相談を通して、実際に理系の大学生ないし大学院生が実体験に基づいたアドバイスや話を行うことで理系進学に対する不安や疑問を解決し、今後の進路選択の視野を広げることに貢献できた。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
身近なテーマを題材にしたことで理系分野に関心が少ない方にも関心をもってもらい様々な方にポスターを発表できた。また、ポスター内容に限らず来場者が生物学に関して不思議に感じたことや疑問に思っていることについても話すことができ生物学に対してさらに興味関心を抱いてもらうことができた。反省点としては、ポスターの対象年齢を低年齢層にしすぎた点があげられる。大学祭ということで幅広い年齢層の来場者を想定し、小学生にも理解できるような内容にしてしまったが、実際は高校生や大人の方が多く来場したため若干物足りない内容になってしまった。導入部分は幅広い年齢層を意識しつつも、もう少し専門的な知識を加えた内容にすべきだったと思う。今後このような機会があれば改善していきたい。(発生生物学研究室 M1 齊藤早紀)

受験などで敬遠されがちな理系科目をより身近に感じてもらうということで、だれもが知っている秋の食材をテーマに設定した。しかし、自分達の専門分野ではないということもあり、ポスターの内容は文字の部分が多く、来場者の視覚にあまり訴えられるものではなかったと感じた。ただ、ポスターご年配の方々はポスターの内容に足を止める方が多く、色々とお話しすることができた。このプロジェクトは理系の女子を増やそうという目的のもと活動している。やってみて感じたのは、私が高校生だったら実際に大学生がどのような研究をやっているのかを知りたいな、と。なので、もっと自分たちのやっていることを高校生にもわかるように簡潔にまとめたポスターの展示でもいいのかなと感じた。高校生の来場者に関しては、ポスターの内容よりも大学生活や研究、受験に関する質問がほとんどだったので、もう少し専門性を出してもよかったかもしれない。(進化遺伝学研究室 M1 武藤れおな)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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