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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: Erik Christian Løvbjerg Trampe氏によるキャリア講演
実 施 者: 西原亜理紗 鈴木洋弥 奥溪真人
実施場所: イニシアティブスペース
実 施 日: 2017年 10月 28日
対  象: 大学院生

<概要/目的>
マイクロ単位で変動する微生物群集内の酸素濃度を測るにはマイクロセンサーが必要である。しかしながらマイクロセンサーは高価である上、野外での使用には経験を要すなど、扱いが難しいことが知られている。今回、イエローストーン国立公園の微生物群集についてすでにマイクロセンサーを用いた経験のあるErik Christian Løvbjerg Trampeさんが来日する。Erik氏は、マイクロセンサー以外にも様々な機器をを用いた研究を行っており、さらに教育活動や、カメラマンとして活動も行うなど、マルチなキャリアを持つ人物である。そこで、デンマークの教育システムや、外国で彼がどのようなキャリアを経てきたのか、また、画像処理技術や共同研究の進め方についても紹介してもらい、主に大学院生が教育システムや研究システムについて興味を持つためのきっかけの一つにする。


<方法/企画としての特徴>
研究は、世界に対して発信するものである。より効率的に研究を発信するために、国外の研究体制や、その基盤となる教育システムを知っておくことは大切なことである。今回は、デンマークを一つの例として取り上げてその状況について知ってもらうことで、一人でも多くの研究者が国内の状況についても関心を持ってもらい、今後の自身や研究室、さらには大学や国の研究体制の維持・発展につなげるための一つのきっかけになると考えている。

<活動内容/具体的成果>
10/27(木)
事前打ち合わせ(17:00〜19:00)

10/28(金)
1、準備(8:30〜10:00)
2、キャリア講演(10:00〜11:00)
3、ワークショップ(11:00〜12:00)
4、質疑応答(12:00〜12:30)



<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
参加者の数は15名程度とあまり多くなかったが、人数が少なかったので逆にあまり堅すぎず、和気あいあいとした雰囲気で進行して良かったと思う。また、留学生も数名参加していたため、各国の制度についてなど活発な議論ができ、有意義な集まりになったと思う。(奥溪)

キャリア公演ではエリック氏や留学生、参加者らと各国の教育制度の違いなどについて、興味深い議論ができた。ワークショップでは、珍しい機器や実験手法についても説明していただけたのでとても勉強になった。学部生の参加者が少なかったので広報の方法を改善する必要があると感じた。(鈴木洋弥)

準備ではまず、専門分野の異なるメンバーで、Erik氏のCVをみながら、セミナーで聞きたい内容をブレインストーミング的な感覚で列挙した。その後、Erik氏と話しながら、可能な範囲で希望に沿った講演内容を依頼した。きちんと準備をした成果もあって、幅広い聴衆を対象としたセミナーを行うことができてよかったと思う(西原亜理沙)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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