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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 進化遺伝学研究室 平成29年オープンラボ「ハエの名は。」
実 施 者: 秋山礼良、木村友彦、武藤れおな、犬山愛莉香、三浦麻衣
実施場所: 8-418,417,エレベーターホール
実 施 日: 2017年 7月 16日
対  象: オープンラボ来場者

<概要/目的>
高校生を主な対象に、ショウジョウバエを用いた分子進化の研究フローを研究室内の見学を通じて理解してもらう。また、ポスターの説明を通じ、大学での研究を高校生に伝え大学で学ぶということやその意義を知ってもらう。

<方法/企画としての特徴>
企画者は、来場者への実験設備紹介や研究紹介を通して、研究の原理、背景、意義の再確認、そしてそれらを伝える技術の向上を目指す。この時、来場者の知識や関心に見合った説明を心掛けることで、対話能力の向上も図る。

<活動内容/具体的成果>
@ 分子系統樹の作成過程の説明
ショウジョウバエ複数種から分子系統樹を作成する際の操作・原理を、実際の実験手順に沿って説明した。各操作や原理を説明する際に、アニメーションやスライドショーを作成しわかりやすくなるように心掛けた。
同時に、分子系統樹作成の際に用いる実験機器の紹介も行った。
A 研究紹介 (ポスター)
ポスターなどを通して、研究室で行われている研究内容を紹介した。


<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>

ラボを案内しながら行っている主な実験について説明する際、昨年の反省を活かし、説明の流れを意識して取り組んだ。そのため、比較的飲み込みやすい解説ができていたのではないかと思われる。人が混みあう時間帯を考慮し人の流れを滞らせないようスライド用PCを複数用意した結果、例年よりもスムーズな移動ができていたと感じた。
ポスター発表においてはあまり興味を持つ来場者がいなかったが、これはポスターの配置場所がわかりにくいのと通路であった為立ち止まりにくいという点が問題ではないかと考えられた。来年は目をより引けるような工夫が求められる。(秋山)

研究内容について紹介する際に、できるだけ高校生や来場者に分かりやすくするため、目に見えないDNAをアニメーションで説明するなどの工夫を行った。また、私達の研究によって実際にどのようなことが分かるかを話すことで、より身近に感じてもらえるよう努めた。説明中も来場者の方に質問をもらいながら進められ、前回よりも伝えられている感じを得ることができた。進路相談についても、高校生たちから多くの質問をもらい、気軽に質問ができる雰囲気作りができていたと思う。(武藤)

説明用スライドにイラストや動画を使用し、作成したことで、昨年度よりも来場者の方々にご理解いただけたように感じた。また実際の研究内容や大学生活についての話を要所要所に組み入れることで、より興味を持っていただけたように感じた。来年度はこの点について、よりポスターを活用する、実際に研究室でどのように過ごしているかの紹介など、今年度よりも力を入れていくことが課題ではないかと考える。(犬山)


説明に時間がかかり、人の流れが滞ってしまう原因であるPCによる研究説明に適切な改善ができた。複数台のPCの設置、説明用動画・スライドの編集により、スムーズに説明を行うことができた。また、この際、動画の再生速度を調節したり、字幕を付けたり、口頭だけの説明では理解しにくい電気泳動の様子をアニメーション化することで、より分かりやすいものにできたと思う。来場者からの反応も昨年度より生き生きしたものであったように感じる。一方で、研究内容をまとめたポスターには、昨年度より来場者に関心をもってもらえなかったように感じた。これはポスターの設置場所が悪かったためだと考える。より、来場者の目に留まりやすい場所に設置することを考えたい。(三浦)

昨年の反省を活かし、高校生にとって難しいと思われる部分の説明で動画を利用した。そのおかげか、比較的理解しやすい説明が出来たと思う。また、説明用スライドが入っているPCを複数用意したことで、去年の課題であった人の渋滞が前回より緩和できた。(木村)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY