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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 高校生ゼミナールサマーセッション
実 施 者: 秋山礼良、木村友彦、武藤れおな、犬山愛莉香、三浦麻衣
実施場所: 8-287、キャンパス内
実 施 日: 2017年 7月 25日
対  象: 事前に受講を希望した高校2,3年生  約60名

<概要/目的>
受講者が問題なく実習に参加できるような環境づくりに専念することで、企画者は質問に対し正しく答えることや事前準備を通じて企画力を鍛えることができる。また、専門的かつ実践的な生物学の一端を体験してもらうことで、受講者に生物学の楽しさや魅力、難しさを味わってもらう。

<方法/企画としての特徴>
受講者を30人ずつ2グループに分け、各々のグループに1日ずつ(計2日間)以下
の内容で実習を行った。
@ 前半ではショウジョウバエの採集法を説明し、受講者に実際に野外採集を体験して
もらった。企画者は、これの補佐に当たった。
A 実習室に移動し、ショウジョウバエの種同定実習を行った。これには、事前に用意した複数種のショウジョウバエ (計9種、1班につき5種) を用いた。企画者は実施内容が
円滑に進むように、受講者を指導した。

<活動内容/具体的成果>
担当教員の講義を補佐することで受講者の理解を助け、同時に受講者自らが前向きに臨むことができる環境をつくることができた。この活動を通じ、実際にイベントを企画することや、責任感をもって仕事をするを学べた。
また受講者においては、実習通して、大学での研究活動の一端を知ることが出来た。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
本企画への参加は5年連続となり、毎年前年度の反省点を後輩へ伝えてより良い企画になるような努力を行ってきている。本年は実習用サンプルの準備を主だって行い、例年の反省点であるハエサンプル数の不備を2ヶ月前から計画的にハエを増やすことで克服した。人員が多く使えたためサンプルの用意もスピーディに行うことが出来た。しかし初日のサンプル配合に不備があることが当日判明し、サンプルを用意した後のチェックを行うべきであったという反省点が残った。(秋山)

本企画では、1日目のサンプル不備の発覚が大きな反省点であると考える。また研究室に所属している学生が昨年度よりも増えたにも関わらず、役割分担の行い方や内容把握の程度に差があったことに対しては、適切な対応ができていなかったのではないかと考えられる。しかし、受講者たちの指導については、受講者ら自身が考えていけるような、適切なものができたのではないかと感じた。(犬山)

今年度は、サンプルの不備や実験材料の不足など、いくつかトラブルが起きたが、その都度臨機応変に対応できたと感じる。毎年同じミスがないように後輩を含め複数人で準備を行っているので、来年以降に生かしてほしいと思う。当日の実習については流れをちゃんと理解していない班もあったが、理解している班がほとんどであり、説明に不備はそんなになかったのではと思う。しかし、受講生はどの班も協力的にやっており、結果的に理解不測のせいで実習内容が二度手間になってしまったのは反省すべき点であり、TAとして全体を見てもっと早く気づけてあげられたらと感じた。(武藤)

サンプルに不備があり、受講者に迷惑をかけてしまったため、来年度はサンプルを作成した段階で複数人によるサンプルのチェックを行いたい。また、昨年度より学生が増え、受講者の質問に素早く対応できたため、進行がよりスムーズになったと感じた。一方で、人数が多いために、人員を持て余している場面もあり、そういった人員を活用できれば、よりよく実習が行えるのではないかと感じた。(三浦)

今年はサンプルに不備があり、予定とは異なってしまった班があった。しかし、混乱することなく、臨機応変に対応できたと思う。でも、このようなミスは起こしてはいけないものなので、しっかり引き継ぎをしたい。(木村)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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