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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 環境微生物学研究室オープンラボ「微生物Party」(17/07/16)
実 施 者: 品田美緒・出井愛理・チンウキン・森田なな星・山口真由・横山日向子
実施場所: 8号館443室
実 施 日: 2017年 7月 16日
対  象: 大学院説明会への参加者

<概要/背景/目的>
微生物Party〜見えない世界の見つめ方〜という題で、主に大学説明会に来た学生及び保護者に向けてポスター展示等を通して研究室紹介を行った。なお具体的な内容は方法以下に示す。

微生物は地球上の様々な物質循環や代謝に関与し、私たちの生活や地球上の生態にとって重要な役割を果たしている。近年は食品や産業的応用への利用も注目されている。また、遺伝子解析技術の向上により未知の微生物についての研究が容易になり、研究分野としても注目が高まっている。しかし世間一般では、目に見えない微生物についての知識や関心は低い。私たちの研究室では“環境中の微生物のふるまい”について研究している。今回のオープンラボでは、研究紹介を通じて環境微生物分野の面白さを伝え、参加者に身近に存在する微生物や、私たちの行っている環境微生物研究に興味・関心をもってもらうことを目的として行った。特に大学進学を考えている学生に向けては、大学での研究に対する関心を引き出し、進路選びの参考にしてもらうことを目的とした。
また運営側の学生は基礎知識に加えて、研究室での研究について説明をすることで、自身の研究分野への理解をより深めるとともに、アウトプット能力の向上を目指すことも企画の目的とした。



<企画としての特徴>
学校説明会と同日に行ったため、対象は大学進学を目指すかつこの分野に興味がある人が多くなる。そこで高校生にも興味を持ってもらえるような題材を使用しつつ、大学の研究でどのようなことを行っているのかを簡潔にわかりやすく伝えることを目標とした。運営側の学生は、より幅広い人に向けた研究発表を通して自分の研究分野を説明する能力を向上させるとともにさまざまな人とのコミュニケーションを行うことを目標とした。

<活動内容/具体的成果>
事前の準備としてはポスター制作、ビデオ編集、展示の準備を行った。

当日はポスター(研究内容についてまとめたもの)を利用して研究紹介を行った。
付随して、当研究室の主要なフィールドである中房温泉を疑似体験してもらうことを目的として、ムービーを流すとともに拡大写真を展示した。研究対象であるバクテリアを培養下もの及び微生物群集のそのものも展示した。
細菌のありのままの姿を見てもらうために顕微鏡でも微生物群集の観察を行えるようにした。またバクテリアの大きさなどに関するクイズも用意した。学生は参加者に積極的の話しかけ、こちらから質問を呼びかけるなどして、人が少ない時間帯は対話を増やした。


おとずれた学生の多くは自分から話しを聞いてくれたりして研究室または学校生活に関わる点で理解を深めてもらうことができたと感じた。
また研究内容についても興味関心を引くことができた。
前年度は研究内容についての展示がなかったため、研究内容について聞いてくれる人には説明できたがそうでない人には研究内容を伝えることなく研究分野の紹介で終わってしまったが、今回は研究内容についても知ってもらえて、さらにそこからの質問も得ることができた。
運営側の学生も、自分たちの研究分野について理解を深めることができた。また自分から話しかけるといったコミュニケーションも積極的に行った。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>

準備のはじまりが遅かったのが反省点。とくに当日バタバタしてしまうこともあったので次回の大学祭時に向けて更に準備をしていきたい。今回は、コンセプトを「より研究内容を伝えること」「疑似体験やクイズを行うことでより参加型に」として企画したが、これらは達成できたと思うので良かった。(M1 品田)

It is my first time to attend this kind of activity. I am so happy I studied and obtained a lot from this open lab.(M2 チンウキン)








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