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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 細胞生化学研究室オープンラボ「ヒトはゴミが30%」
実 施 者: 淺沼真冬、泉田采音、齊藤弘真、境夏美、田島佳寿、萩原拓海、松浦明利、松浦雪
実施場所: 9号館4階エレベーターホール
実 施 日: 2017年 8月 19日
対  象:  オープンキャンパス来場者

<概要/目的>
オープンキャンパスの来場者を対象にして、当研究室で行っている研究内容についてや、「タンパク質の分解」を中心とした生物学の知識について理解を深めてもらう。また、それをきっかけに、大学での研究活動や生命科学に興味をもってもらうことを目的とする。

<方法/企画としての特徴>
@ポスター展示
以下三つの内容についてポスター展示を行う。
(1)研究内容に関与する生物学の知識
(2)現在行っている研究テーマについて
(3)実験手法の紹介
大学院生はポスターの説明や来場者の方からの質問に対応する。
A実験器具展示・実験デモンストレーション
SDS-PAGEのデモンストレーション、ラボで使用している培養細胞の写真の展示、ピペットマン・卓上遠心機の展示を行う。大学院生は来場者の方に実験器具の使い方を説明したり、実際に触れてもらうようにする。
B相談コーナーの開設
大学入試や、大学生活についてなど、疑問や興味をもった高校生や保護者の方に対応できるコーナーを設ける。


<活動内容/具体的成果>
来場者の方々にはポスター展示を通して、研究室で行っている研究内容や生物学についての知識を深めてもらった。実際に研究で使用する器具に触れられるようにしたり、実験手法を紹介することで、大学での研究活動がどういったものなのかイメージしやすくなるよう工夫した。ポスターの内容や実験器具・実験手法について、大学生活についてなど来場者の方から質問されることが多く、大学院生が対応した。
今回の活動を行ったことで、来場者の方々は大学での研究活動についてや大学生活を知る機会になったのではないかと考える。
企画者は今回の活動を通して、ポスター作製方法を学ぶと共に、専門的な知識を一般の方々に分かりやすく伝えるための練習の機会となった。


<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
自分の研究テーマや、生物の知識について、高校生でも分かるように説明をするのが難しいと感じた。高校生の中でも学年によって知識の差があるので、次回はどの学年でも分かりやすいような説明を心掛けたいと思った。(淺沼)

来場者によって持っている興味や生物学の知識が違う場で研究の紹介をするのが初めてだったため、ひとりひとりに合わせる工夫をして話すよい機会となった。特に、私たちが普段扱っているものがDNAやタンパク質など、直接目で見ることができないものであるため、イラストや図を用いてイメージしやすいよう心掛けた。ポスター説明の中で鋭い質問をしてくれたり、研究室内見学をしたいと言ってくれる高校生もいて、生物学に対する関心の高さを感じた。(泉田)

ポスター説明の際、自分のポスターだけではなく他人がつくったポスターも説明しなくてはならないので皆の研究内容を説明できるよう十分に知識を入れておく必要があると感じた。(斉藤)

ポスター発表の形式で行ったが、まずポスター作製が初めてだったので手間取った。書くべき事項の整理と、図の作成は結構な時間をかけるべきだと痛感した。高校生には基本から説明する必要があり、生化学を知らないと想定して話しかけたのがよかった。相手の知識を確認した上で解説を始めるために研究と関係ないことも含めて話したが、教科書改訂後の生徒と会話出来て指導方針や理解の中心が変わっているのが面白かった。(境)

相手に合わせて説明することの難しさと、それを乗り越えるためのアイディアを学びました。ポスターや口頭での説明は、高校生にとって身近な教科書を利用して、その内容を踏まえることに努力しました。また、ポスターや展示物の説明を受けて、高校生から積極的に質問してきた姿も印象的でした。(田島)

私たちのチーム単独での企画ではなかったため、来客の研究内容に対する興味や生物に対する知識の差が人によって大きく、相手を飽きさせずに、相手が欲しているレベルで案内を行うということがこんなにも難しいことだと知らなかった。次に生かしたい。(萩原)

高校生を相手にポスターを作成するのが難しかった。わかりやすさを優先すると、その分曖昧さや正確性の欠如してしまうという事を学びました。今回の活動を通して、高校生や保護者の生化学への興味が深まっていれば良いなと思います。(松浦 明利)

去年のオープンラボにも参加したが、去年よりもオープンラボに来てくれる方が多くいた。しかし、ポスターや実験器具の展示など、うまく人を分散させられたのでよかった。また、来てくれた高校生が研究内容に興味を持ち、様々な質問をしてくれたので、こちらも刺激を受けた。(松浦雪)






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