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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 植物発生生理学研究室オープンラボ
実 施 者: 出牛稜也・古磯成美・國分巌・マリエンティ テティ・ラッタナワオン カシディット・赤坂大輔・安富要・古野真由子・和田美月
実施場所: 8号館320室
実 施 日: 2018年 7月 15日
対  象: オープンキャンパス来場者

<概要/目的>
植物は私たちの生活の身近にあるものであり、食糧としても用いられているものである。それらは種子をつくることで繁殖をしている。しかし、受粉した後種子になるまでの過程は植物の内部で起こることであるため、どういう変化をしているのかを実際に見ることは難しい。私たちの研究室ではその植物の内部で起こっている植物の受精・発生過程について研究している。そこで今回、これらについて多くの人に知ってもらい、関心を持ってもらうことを目的とする。今回のオープンラボでは、大学説明会のときよりも幅広い参加者が予想されるため、私たちが普段活用している実験手法を生かしてそれら細胞などを、実際に見て、知ってもらうことを目的とする。

<方法/企画としての特徴>
本企画の特徴としては、動画や実物を見せることで、植物の発生過程について実際に見ることができる点である。また、ブースをいくつかに分けることでより多くの人と対話形式で説明が出来るようにし、疑問などに対応しやすくした。

<活動内容/具体的成果>
・実験内容についての動画を用いた説明
私たちが普段実験に用いている技術は、特殊な方法であり、また顕微鏡下でしか観察ができないため、言葉だけの説明ではなかなかイメージがしにくい。そこで、動画を用いて説明することで、イメージがしやすく、かつより分かりやすい説明が出来た。


・実験に用いているものの実際の展示
卵細胞、カルス、植物体など実物を展示することで、それらの大きさなどをより身近に感じてもらえた。また、特に卵細胞やカルスなどは普段の生活の中でなかなか見られないものであるため、多くの人に興味を持ってもらうことができた。
        
また、これら企画をいくつかのブースに分け、ブースごとに必ず一人以上配置し、個別に説明をしていくことで、参加者から出た疑問などにもしっかりと対応することができた。
画像が文章の下


<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
私は、主に植物の卵細胞および、精細胞の単離・融合や細胞骨格などの説明をしました。高校生やその親御さんにわかりやすく説明することは大変でした。予想以上に来場者がいたので、混雑して時間が少しかかってしまった。説明をより簡潔にしたりなどの改善点が見受けられました。次回は基礎的な部分をわかりやすく説明するようなことが必要だと思いました。また、写真や動画を使った説明に対して興味を持ってもらえることが多かったのでよかったです。(M1 出牛稜也)

I helped my lab members planning out the presentation strategies and preparing the laboratory for the Open Lab exhibition. It was a wonderful experience to see how high school students were able to understand our research themes and pay a great attention to our explanation. For the upcoming Open Lab exhibition, I wish that I will be able to explain the high school students again in Japanese.

(D1 ラッタナワォン カシディット)

The day before Open lab exhibition, all the members who were included in this event prepared the things that should be displayed during the exhibition. I isolated the egg cells of rice,and cleaned up the microscope. During the exhibition, since there were so many high school students coming,so I also tried to explain our research themes to high school students using my Japanese skill. Though it was hard, but it was interesting because they had interest to listen and ask. I wish I can contribute more for the upcoming Open Lab exhibition in November. (M1, Maryenti Tety)

高校生やその保護者の方に対して私たちの研究室で行っている研究について大まかに説明をしました。去年の大学祭でのオープンラボに比べて、来場者が多く、混乱してしまうことがありました。次回のオープンラボでは、誰がなにを担当するということを共有し、説明をするようにしたいです。また、去年に引き続き、使っている材料などを実際に見せることでよりわかりやすく説明することができたと感じています。(M2 古磯成美)

当研究室で主に扱っているイネの卵細胞と精細胞の人工授精方法と、これまでに行われてきた研究について、模型や図を用いながら説明を行いました。実際にイネの卵細胞を顕微鏡で見てもらう試みがとても好評であったため、次回以降のオープンラボでも引き続き行っていきたいと思います。また、ゼミナール入試についての説明も、私自身の経験を踏まえたパンフレットには掲載されていないような情報を提供できたのではないかと思います。来場者が多く研究室内での移動がしづらくなってしまったため、今後は一方通行を徹底するなどの工夫が必要であると感じました。(B4 和田美月)

研究室で普段行っている研究に関して高校生とその保護者に向けて説明を行いました。大きな混乱はなく来場者にも満足していただけたと思います。しかし中には学校の指示で仕方なく来た人や漠然と生物に興味があるような人もいたため、そのような人にどう興味をもってもらえるかが今後の課題であると感じました。(B4 赤坂大輔)

研究室の研究内容を説明しました。来場者は高校生を中心に、中学生や大学受験に向けて準備中の方まで、想定以上に幅広い方々がいらっしゃいました。人によって説明の前提となる知識量が大きく異なっていたため、説明する相手に応じて、説明内容や用いる用語を使い分けるように注意しました。誰にでもわかりやすい説明をする訓練になりました。(M2 國分)

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