<概要/目的> 2008年7月21日に開催された大学説明会に合わせ、説明会に訪れた高校生を対象に、大学で行われている生物学研究について具体的なイメージを持ってもらう目的で、ニワトリ胚を用いた卵殻内で胚の形態形成の様子を説明・展示した。また、研究室で行っている研究内容についても説明した。 上記内容の企画を実施することにより、企画者自身の説明能力、情報発信力の向上を図った。
<方法/活動内容> ニワトリの有精卵は約39℃で20日間温めるとヒヨコとして孵化する。今回は1日胚・2日胚・3.5日胚を生きたままの状態で卵殻内から取り出したサンプルと、6日胚・9日胚・13日胚の軟骨組織を染色した骨染色サンプルを実体顕微鏡で観察できるように展示した。 また、ニワトリの胚発生の過程を示したポスターを2枚作製し、胚のサンプルと合わせて展示し、説明した。
<具体的成果> ・ニワトリ卵やひよこといった誰にとっても身近な存在であるものを用いた展示を通して、生物学研究へのイメージを身近なものとして感じ取ってもらえたと思う。 ・企画の準備・実施を通じ、要領よく準備する練習になるとともに、生物学を学んでいない見学者を相手に説明する機会が多いため、ニワトリ胚の発生・研究内容について分かりやすく話す説明能力を向上させることができたと考えられる。
<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)> 今回は1日胚・2日胚・3.5日胚の生体サンプルを展示したが、胚の形態がより鳥類らしくなってくる6日胚を展示することで、胚がニワトリへと発生していくイメージをより分かりやすく伝えられたと思う。
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