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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 現役大学院生が伝える理系大学院における研究生活
実 施 者: 須貝杏子
実施場所: 玉川学園サイテックセンター
実 施 日: 2008年 12月 12日
対  象: 玉川学園高校2年生「サイエンスジャーナル」所属の生徒6人+3人

<共同企画者>
 日本獣医生命科学大学大学院M2岩ア永治・東京理科大学大学院M1河原崎朋子・
東京農工大学大学院M1鈴木佑・麻布大学大学院M1古垣内彩・筑波大学大学院M1宮崎寧子

<目的>
 科学技術が日々進歩し、私たちの生活はその恩恵を受けている一方、その最先端の科学を一般の人が理解するのが困難になりつつある。しかし、より良い社会を形成するためには一人一人が科学を正しく理解することが求められる。私たち大学院生は、その最先端の科学を分かりやすく噛み砕いて伝える役割を担っていると考えられる。それぞれ違う大学院から集まり、専門分野も多岐に渡る院生が各自の研究生活と研究内容について紹介し、大学院生と高校生の交流の場を作り、高校生が進路を考えるきっかけを作る。

<概要>
 大学院生6人が各自の研究生活・研究内容について、1人ずつプレゼンテーションする。その後、大学院生と高校生とのディスカッションの時間をもつ。「大学院で研究する」ということについて、高校生に分かりやすく伝える。

<活動内容>
1. 総合的な学習の時間「自由研究の授業」(2コマ)において、「サイエンスジャーナル」所属の高校2年生6人とのディスカッション〜科学について考える〜
2. 放課後、大学院での研究内容・研究生活の紹介を各自プレゼン
3. 質問時間、大学・大学院について

<感想/課題など>
 自分の研究内容について、専門知識のない高校生に分かりやすく伝えられるよう努力した。専門用語を極力使わないようにしたり、写真を使ってイメージしやすくしたり、工夫した。また、現役の理系志望高校生との交流により、自分の原点に戻り、自分自身を振り返るきっかけとなった。
 高校の担当先生より、それまで活発に意見していなかった生徒が、この企画後の「サイエンスジャーナル」のクラスで、頻繁に発言するようになったと聞いた。対象者の生徒たちに、大学院生の生の声を聞く機会を提供することができ、さらに良い刺激を与えることができたと思う。今後、このような企画を継続してできれば、より高い成果が期待できると感じた。

  



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