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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 大学祭オープンラボ -ニワトリ胚の展示-
実 施 者: 武政 智恵 (発生プログラム研究室)、阿部清加、渡辺健太 (発生プログラム研究室 卒研)
実施場所: 8号館専門実習室
実 施 日: 2009年 11月 3日
対  象: 首都大大学祭の生命科学専攻オープンラボ来場者

<概要・目的>
 本学大学祭に合わせ、発生プログラム研究室で研究材料としているニワトリ胚を展示した。ニワトリの有精卵は約20日間あたためるとヒヨコとして孵化する。ニワトリの卵やヒヨコは誰にとっても身近な存在であるが、卵からヒヨコになるまでに卵の中でどのようなことが起こっているのかを一般の人が観察する機会はあまりない。
 この展示を通じて大学説明会参加者や学内関係者に発生生物学を通じて生物学への興味をもってもらう。また、上記内容の企画を実施することにより、企画者自身の説明能力、情報発信力の向上を図る。

<活動内容>
 ニワトリは孵卵約20日で孵化する。本企画では、1日胚・2日胚・3.5日胚・6日胚を生きたままの状態で卵殻内から取り出したサンプルと、6日胚・9日胚・13日胚の軟骨組織を染色した骨染色サンプルを実体顕微鏡で観察できるように展示した。また、ニワトリ胚の発生を示したポスターを展示し、来場者にニワトリ胚の発生過程を説明した。また、希望者には研究室で行っている研究内容についても説明した。

<成果>
 企画者はこれまでに3回のオープンラボを実施した。今回も展示内容はほぼ同じだが、来場者のニワトリや生物に対する知識を考慮し、ニワトリ胚の発生や研究室の研究内容についてより分かりやすく説明できるようになったと思われる。
 また、これまでのオープンラボでは企画者が中心となり、企画・準備を行ってきた。今回は企画実施を通して後輩に準備・実施の概要を伝えることで、来年度以降のオープンラボに備えることができたと考えられる。

<感想・課題(企画力/評価力/自主性などの向上を含む)>
 ニワトリ胚の展示企画は4回目だったので準備等は要領よくこなすことができた。また、これまでの展示の経験から展示内容や説明方法も向上したと考えられる。ImpGrad企画の中で同様の企画を実施することで、前回の反省を元に次の展示で改善していくということを実行することができ、企画・運営力の向上という点でも有意義なものになった。

©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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