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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: オープンラボの準備 (微生物の世界)
実 施 者: 村松荘
実施場所: 8-263
実 施 日: 2019年 7月 4日
対  象: オープンラボの来場者

<概要/目的>
当研究室で実際に使用している微生物試料の顕微鏡観察やポスターの紹介を聞くことで、普段の生活では意識できない微小の生物 (微生物) の存在を実感してもらう。ホームページ等では知ることができない大学での研究活動の一端に触れることで、大学選びや学科選びの参考にしてもらう。また、興味を持ちやすい展示を考えること、対象者から想定される質問について回答をまとめておくこと、オープンラボに期待する項目を調査するアンケートを作成することにより、実施者の企画経営能力を養うことを目的とする。

<方法/企画としての特徴>
上記の目的を達成するために、3つの企画を考案した。

A.研究対象の微生物についてのポスター作製
自分の研究テーマについて平易な言葉でまとめた小ポスターを作成する。
テーマ: 新種細菌の記載とは

B. 微生物試料の展示
当研究室で扱う光合成細菌資料を用意し、形質を観察できるよう顕微鏡を準備する。光合成色素について理解を深めてもらうため、簡単な解説パネルを作成する。

C.想定問答・次回実施に向けたアンケートの作成
受験勉強・大学での勉強・研究活動についての質問が寄せられることが想定されるため、あらかじめその回答を作成しておく。また、11月の大学祭や来年のオープンラボに向けて高校生やその保護者がオープンラボに期待することを明らかにするためのアンケートを作成する。

<活動内容/具体的成果>
方法に記したすべての企画について、オープンラボ当日までにその準備を行った。
ポスター作製では一般の方でも理解しやすい表現を心がけた。来場者がホームページや大学説明会だけでは分からない研究活動についての理解を深められたことが期待される。微生物試料の展示とアンケート作成については他の企画者と合同で準備を行った。役割分担を行い効率的に作業を進めることで、チーム管理能力の向上が図れた。また、限られた時間の中で対象者にわかりやすい企画を準備することにより時間管理能力と表現力が身についた。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
生命科学分野の知識が全くない方に自分の研究を発信する機会はあまりないので、研究をより分かりやすく表現する方法について考える良い機会であった。微生物系の3研究室の合同企画であり、私は自分の研究室の責任者であったため、なるべく早い連絡を心がけるなど責任感を持って準備に取り組めた。合同で企画を行った研究室の展示物に研究生の1日のスケジュールをまとめたポスターがあった。オープンラボの来場者にはそういった情報のニーズもあると考えられるので次回のオープンラボでは参考にしたい。また、昨年に比べ当日の来場者が多かったことから、導線を意識した展示物の配置を行いたい。
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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