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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 植物系統分類学研究室 2019年度オープンラボ準備「新種の探索!島の探求! 〜牧野標本館と多様な植物たち〜」
実 施 者: 大竹彩加、宮川彩花
実施場所: 牧野標本館1階ロビー
実 施 日: 2019年 7月 12日
対  象: オープンラボ来場者

<概要/目的>
以下のことをオープンラボの目的とし、それらを実現するための準備を行なった。
(1)本研究室で行なわれている研究やその資料を紹介し研究内容に触れてもらうことに加え、野生植物やキノコの多様性に触れることで植物や菌類に興味関心を持ってもらう。
(2)牧野標本館について、植物標本を保存することの必要性と重要性を理解してもらうと同時に標本庫の学術的役割や価値を広める。
(3)自分や関連の研究内容を一般の方に向けてわかりやすく説明し、他の人に伝える能力を身につける。そして、一般の方と議論することで、専門的な分野に自分がいることでかえって気付きにくい一般的な観点を取り入れる。
(4)大学受験を控えている高校生に対して、実際に先生や学生が行なっている研究内容や学生との会話を通して、大学や研究室の雰囲気を感じてもらう。

<方法/企画としての特徴>
オープンラボ当日にポスター展示、来館者数調査、実物展示を行なおうと考え、その準備を企画した。
@ポスター展示
 本研究室で行なわれている研究内容から、それぞれ「シダ」、「キノコ」、「花」、「小笠原」、「植物全般に関するクイズ」に関して焦点を当てた5枚のポスターを展示した。来館者に興味を持ってもらえるよう、専門的な内容だけではなく雑学的な内容も含めて構成を考えた。また、専門外の人も理解しやすいよう写真を沢山使用し、簡易的な文章とした。
A実物展示
 植物や生物への関心を高めてもらうため、実物を観察できるようにした。
B来館者数調査
 来館者に1人1つずつドングリを筒に入れてもらうことで、来館者数の調査を行なえるよう計画した。





<活動内容/具体的成果>
ポスター展示、来館者数調査、実物展示の準備を行なった。
@ポスター展示
 ポスターの解説や補足など、口頭で説明する部分も簡潔で分かりやすく内容をまとめた。実際に、研究内容や植物に関するクイズに興味を示してくれる学生が多かった。
A実物展示
 今年は学内に生息している複数種のシダを展示した。形態が異なっているシダ植物に対し、高校生だけでなく親御さんも「これもシダですか!?」と驚いていた様子が伺えた。
B来館者数調査
 具体的に来館者数を把握することができた。今年はすべて終了した後にドングリの集計を行なうようにしていたが、一定時間ごとに人数を集計しても良いと思った。来場者自らがドングリを入れ物に入れるシステムだったため、楽しいや面白いと言った意見が数多く聞こえた。





<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
展示してあるシダ植物や標本に興味を持ってくれる高校生が多く、会話のきっかけになった。研究内容だけでなく大学入試や学生生活についても込み入った話をすることができたため、実物を展示をして良かったと感じた。また、ドングリシステムを導入したことで、「入館するだけ」から「体験しながら入館する」になったため、植物と触れ合いながら入館することを楽しんでもらえた思う。来場者自らが動作をする体験型のものを増加することでもっと楽しんでもらえるのではないかと感じたため、次回の企画では標本庫ツアーを開催したい。(M1 大竹彩加)

対象が主に高校生であることから、専門分野だけでなく生物に関しても簡潔で分かりやすい説明が必要であると考え、事前に準備を行なった。当日のオープンラボも通して、改めて自分の研究内容について見直したり、簡潔に捉えたりすることができたと思う。次回以降のオープンラボでは、今回調査した来館者数や質問内容を活かした企画を行ないたい。(M1 宮川彩花)


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