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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 動物生態学研究室オープンラボ (2019/8/17)
実 施 者: 岩浪創
実施場所: 8号館5階エレベーターホール
実 施 日: 2019年 8月 17日
対  象: オープンキャンパス来場者

<概要/目的>
オープンキャンパスに来場された高校生やその保護者に対し、企画者が行っている研究の内容を紹介した。併せて研究対象種であるツチガエルの生体展示を行った。
研究紹介を行うことで、オープンキャンパス来場者に動物生態学という分野を知ってもらい、野生動物やその生態に興味を持ってもらうことを目的した。特に大学受験を控えた高校生やその保護者に対しては、進路の選択肢を広げてもらうことを目的とした。また展示の準備や解説を通し、研究内容をわかりやすくまとめる能力、様々な視点からの質問に的確に答える能力を企画者自身が身に付けることも目指した。

<方法/企画としての特徴>
企画者が行っている研究をパワーポイントで16枚にまとめ、A4サイズで印刷したものをホワイトボードに張り付け展示、解説した。また企画者の研究対象種であるツチガエルの生体展示(幼生と成体3匹ずつ)を行った。

<活動内容/具体的成果>
生体展示とスライドの展示を行い、来場者に企画者の研究内容を紹介した。生体展示により来場者の注意をこちらに向けることが出来たため、多くの方々に研究内容を詳細に解説することが出来た。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
研究対象種であるツチガエルの生体展示を行うことで来場者の注意を引くことが出来、多くの方に詳細な展示解説を行うことが出来た。このことから、展示、解説における実物展示の重要性を強く感じた。また企画者の解説を受けた来場者からは、「面白かった」や「楽しそうな研究」、「ツチガエルは面白い生き物だ」といった感想をいただくことが出来た。したがって、野生動物やその生態について来場者に興味を持ってもらうという本企画の目的は、概ね達成されたと感じる。
また展示の準備や解説を通し、自身の研究をまとめる能力や、質問に的確に応答する能力が向上されたと感じる。企画者は将来学芸員になることを目指しているため、本企画で得られたこれらの能力は今後生かされると考えられる。
本企画への来場者は多くが親子連れだったが、展示に興味を持ち、積極的に質問するのは殆どが保護者であった。次回のオープンラボでは保護者だけでなく、中学生や高校生により興味を持ってもらえる展示をしたいと考える。例えば、理科や生物の授業で学習する内容とより関連付けて話をすることなどが効果的だろう。
 
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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