TMU logo
生命科学専攻
トップ
「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 進化遺伝学研究室オープンラボ(ショウジョウバエが語る分子進化の世界)
実 施 者: 瀬戸陽介、田辺美知、磯部琴葉、里村和浩
実施場所: 8号館418号室
実 施 日: 2009年 8月 21日
対  象: オープンラボ来場者

<概要/目的>
本企画の対象者である高校生は、大学とはどのような場所であるのか、どのような研究がなされているのかといったような具体的な内容に接する機会が非常に少ないと思われる。そこで進化遺伝学研究室で行われている研究をわかりやすく紹介することで、大学で行われている研究の一部分を対象者に知ってもらうことを第一の目的とする。また研究室紹介を通じて首都大学東京への興味を強いものにしてもらうことを第二の目的とする。

<活動内容>
研究室で行われる実験の流れ(実験手法)を簡単に紹介し、実験器具や実験サンプルを展示して解説を行った。解説は来場者数人に対して実施者1人で行う。また、研究に使用されている様々な種のショウジョウバエの実物を展示した。さらに研究テーマごとにポスターを掲示し解説をした。希望者には大学生活などについての紹介を行った。

<具体的成果>

来場者には実験器具や実験生物を実際に目の前で見ることにより、生物へのより強い興味を持ってもらえたと思う。また首都大学東京への受験希望者には、大学生活のイメージがより具体的かつ身近なものとなったと思う。企画者は、対象者の知識量や興味の程度により解説を工夫することでコミュニケーション能力および説明能力、企画の運営力の向上ができたと思う。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
・昨年は解説のみを行っていたが、本年は実際にどの種のショウジョウバエを展示するかといったことや、どのような流れで研究室を紹介するのかといった企画の段階にもかかわることができ、自身の企画能力の向上につながるいい経験をつめたと思う。(磯部)

・昨年よりもスムーズに研究室の案内が出来たと思う。数人の来場者を連れて研究室を回る方法は、来場者ひとりひとりの質問をフォローできるので良い方法であると思った。幅広い層の来場者に自身の研究室を紹介することで、説明能力の向上につながったと思う。(田辺)

・来訪者の多い時間に偏りがあり、多い時間帯は一度に多くの人を応対しなければならず、一人ひとりに見合った説明をするのが難しくなるため、来年はそれを補う対策が出来ればと思う。色々な質問の対応や、来訪者への声掛けを行うことでコミュニケーション能力の向上につながったと思う。(里村)

・本年は来場者にDNAのエタノール沈殿という簡単な実験を体験し、実際にDNAを見てもらうことでより生物への興味を強く抱いてもらえたと思う。また、研究室での展示物や説明の順番など企画立案・進行に携わることができ、企画経営力の向上につながったと思う。(瀬戸)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY