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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 植物環境応答研究室オープンラボ「光と植物」
実 施 者: 杉山由香(M2)、近江泰明(M1)
実施場所: 首都大学東京8号館263室
実 施 日: 2009年 8月 21日
対  象: 大学説明会オープンラボ来場者

<協力者>
尾関文隆(D1)、徳植明日香(B4)、中村美里(B4)

<概要/目的>
植物環境応答研究室で行なわれている研究内容の紹介を通じて、一般的によく知られている光合成とは別の点に着目した「植物と光の関係」を対象者に知ってもらうことを目的とする。

<活動内容>
まず、オオカナダモの葉と実体顕微鏡を用いて、細胞内で葉緑体が動く様子を来場者に実際に観察していただき、次に、葉緑体が光情報によって移動するなど、光による植物の生理現象について、パワーポイントやポスターを利用して解説した。また、研究室と研究内容を紹介するDVDを会場内で流したり、当研究室・門田准教授の研究成果が載った朝日新聞の記事を展示し、興味を持った来場者には詳しく説明した。

<具体的成果>
来場者には、植物細胞内の運動について、そして植物と光の関係についての理解を深めていただくことが出来たと思われる。また、実施日前に新聞で紹介された研究に興味を持って来場された方に、新聞記事の内容に関する補足的な説明ができた。企画者・アルバイトの学生は、来場者に説明することによって、研究の意義と成果について振り返ることができ、発表やコミュニケーション能力の向上を図ることが出来た。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
毎年行なわれるオープンラボの内容を踏襲した企画だったが、会場を変更したことで、例年より多くの来場者を得られた。しかし、実施日当日の会場設営がもたついてしまったので、前日までの設営リハーサルなどが必要だと感じた。また、来場者数が多く、説明人員が足りないときがあった。大学説明会終了後に来場者が多くなる傾向があったので、それを考慮した人員配置をするとよいかもしれない。(杉山)

研究室としてのオープンラボは、短時間で準備し、協力し合い順調に遂行することができたのでよかったと思う。個人的には、研究内容を来場者に説明するときに、専門用語の意味が伝わりづらいことも多々あったと思うので、その部分を改善していこうと思った。例を挙げたり、イメージしやすい言葉に置き換えてみたりして、研究内容をわかりやすく説明できるようになることが今後の課題である。(近江)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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