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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 発生生物学研究室オープンラボ「たった一つの卵から」
実 施 者: 伊美那、川野邊征希、和崎康祐、竹下楓
実施場所: 首都大学東京構内(8号館247)
実 施 日: 2019年 11月 5日
対  象: 大学説明会、大学祭に来場された一般の方

<概要/目的>

大学説明会に来場された方(主に高校生やその保護者)または大学祭に訪れた方に、生命科学や発生生物学の分野について興味を持って理解してもらうことを目的とする。当日は当研究室で扱っている動物や研究について紹介し、大学の研究についてより深く知ってもらう。

<方法/企画としての特徴>

1.研究動物についてのポスター
以下の3種類のポスターを展示する。                      
・発生生物学という分野のおもしろさについてまとめたスライド
・ホヤ胚を用いるのか・ホヤ胚の発生についてまとめたスライド
・ニワトリ胚の発生の過程を説明したポスター

2.ニワトリ胚の展示
発生の過程で大きな変化が観察しやすい1日胚、2日胚、3日胚、6日胚の生体を展示する。また、9、13日のニワトリ胚の骨染色サンプルを展示する。

<活動内容/具体的成果>

1.ポスター作成

・専門的な用語は使わないように心掛け、どの世代の方にも理解してもらえるポスターを作成した。
・実際のサンプルの写真やカラーのイラストを載せることで、専門知識のない高校生が興味を持ちやすく分かりやすいポスターを作成した。


2.ニワトリ胚の展示

・来場者には1日胚のような平面的な胚から、体節や心臓など様々な器官がつくられ成体らしくなっていく様子を見てもらう。
・卵の中に胚がある状態と、卵殻の中で胚が発生していく様子を来場者にイメージしてもらう。
・骨染色サンプルを展示することで軟骨の骨格がつくられる様子を見てもらう。
・どのように発生が進むかを実感してもらうために、発生順に沿ってサンプルを展示する。


<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>

今回のオープンラボには海外の方も来場された。展示の説明書きはすべて日本語で準備していたため、海外の方には一部伝わらない部分があったと思う。次回のオープンラボではポスターや説明書きを英語で並記し、より多くの方に発生学・生命科学について興味をもってもらえるように改善したいと考えている。(M1 川野邊)

発生の動画や写真を展示することで、ホヤという生き物自体に興味を持ってもらうことが出来たと思う。しかし、子供の来場者には理解が難しい展示ばかりだったので、次回は視覚的に楽しめる、理解できる展示を考案したいと思う。(M1 竹下楓)

発生順に並べたことでニワトリがどのようにして出来ていくか分かりやすい展示になったと感じた。しかし初期胚のみの展示となってしまったので次回は後期胚も用意して、より発生学に興味を持ってもらえるようにしたいと考えている。(M1 伊美那)

今回のオープンラボでは、発生学生物学を紹介するスライドショーとマボヤ胚が孵化するまでのタイムラプス動画を展示した。スライドショーの内容が簡単になるよう、何度も内容を添削した。そのため、多くの来場者に内容を理解してもらうことができたと思う。しかし、スライドショーを1つしか用意しなかったため、人だかりができてしまった。人だかりがあるために足が遠のいてしまう方がいた。また、一人ひとりの質問に丁寧に対応できなかったと思う。次回は説明するスペースを複数作成するなど、動線も意識したオープンラボにしたいと思う。 (M1 和崎 康祐)


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