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生命科学専攻
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「大学院教育改革支援プログラム」:アウトリーチ

タイトル: 微生物系3研究室合同オープンラボ
実 施 者: 村松壮、加藤優一、君島歩、下仲くるみ、金室晶貴
実施場所: 首都大学東京(8-263)
実 施 日: 2019年 11月 3日
対  象: ホームカミングデーの来場者

<概要/期待されること>
3研究室で普段研究対象としている微生物試料の顕微鏡観察、ポスター発表を通して普段の生活では意識できない微小な生物の存在を実感してもらう。大学説明会等では知ることができない研究活動の一端に触れてもらうことで、高校生の大学選びや学科選び、文理選択の参考になることが期待される。また、興味を持ってもらいやすい企画内容や会場のレイアウトを考えること、自分の研究分野について分かりやすい説明を加えること等を通して実施者自らが主体となって企画し、それを運営していく能力を身に着けることが期待される。

<方法/企画>
1.研究についてのポスター作成及び展示
・現在行なっている研究の説明
・温泉マットに生息する微生物の紹介
・大学院生の生活パターンの紹介

2. 微生物試料の展示
・様々な色素を合成する細菌の比較
・研究に使用しているシアノバクテリアの顕微鏡を用いた紹介
・皮膚上の菌の培養プレートの展示
・微生物に関する絵本の展示

<活動内容/具体的成果>
ポスター作製では一般の方でも理解しやすい表現を心がけた。これらと微生物試料を用いた説明で参加者の微生物に対する理解が深まったことが予想される。また、参加者からの研究生活、大学生活等についての質問に答えることで、大学説明会では得られないような情報を得て頂けたと考えられる。また、役割分担を行い効率的に準備作業を進めることで、企画者のチーム管理能力の向上が図れた。限られた時間の中で対象者に伝わりやすい企画を準備し、発信したことで時間管理能力と表現力が身についた。

<感想/課題など(企画力/評価力/自主性等の向上を含む)>
本企画の研究室単位での責任者として、スケジュール管理や当日の運営に気を配ることができた。前回のオープンラボであまり反応が良くなかったポスターについて実際の試料や書籍を追加で用意し、それを見せながら説明を加えた。なるほどという反応があったり質問が出たりしたことから、一般の方でも理解できるような展示に改善されたと考えられる。参加者は高校生が多いと予想していたが、思いのほかその親の参加が多く、大学の授業や研究室についての関心が高いことが分かった。次回はその層のニーズに合った企画も用意したい。(光合成複合微生物 M1 村松壮)

今回のオープンラボは学校説明会とは異なる日に行ったため、訪れるお客様の数が非常に少なかった。人が来なくてはどれだけ綿密に準備を行っていても意味はない。集客をすることこそが何よりも大事であることを学んだ。またお客様は少なかったものの、微生物について詳しい方から、ただ通りすがっただけの方も来場してくださった。その都度相手が何を聞きたいのか、何を話したら興味を抱いてくれるか試行錯誤しながら話すことで、臨機応変な対応力を学ぶことができた。(分子遺伝学研究室 M1 加藤優一)

前回のオープンラボにおいて、研究内容の詳しい内容よりも微生物の身近さや社会で応用されているものを紹介した方が楽しんで頂けると感じたので今回はそこに気をつけた。オープンラボ実施日が学校説明会とは異なる日程であったため集客が少なく、イベント企画を行う上でそこも考慮すべきであったと反省した。用意した培養プレートや絵本が思いのほか好評であったので、次回以降ポスター以外の展示も充実させていきたい。(分子遺伝学研究室 M1 君島歩)

前回の大学説明会と比べて、幅広い層に対して配慮のある準備ができたと思う。大人から子供まで、様々な角度から微生物に興味を持ってもらえたと感じた。しかし、来場者数が少なかったことがとても残念だった。8号館の外に出て声かけも行ったが、より戦略的な集客方法を考える必要がある。次回のオープンラボでは、この反省を活かし、一人でも多くの方に微生物や首都大に興味を持ってもらえるような企画にしたい。(分子遺伝学研究室 M1 下仲くるみ)

今回のオープンラボは、前回開催されたオープンラボに比べて訪れた方が少ないと感じた。その原因は大学説明会と日付が違ったことと8号館までに誘導するポスターなどが少ないことが原因だと考える。また、参加してくれた方は親御さんを中心に小学生、中学生、高校生もオープンラボに訪れていた。今回は、幅広い世代の方に来ていただけていたが、小さい子向けの展示物を自分は容易することができなかった。次のオープンラボは参加することができないが、今後このような企画をする際には集客の面と対象とする年齢層に気を付けて実施したい。(光合成複合微生物研究室 M2 金室晶貴)

今回のオープンラボは、前回と比較して来場者の人数が少なく感じられた。開催日に学校説明会が催されていなかったこと、学祭来場者に対する宣伝が積極的に行われていなかったことが原因であると考えられる。しかし、同窓会メンバーの方から、小学校低学年の子供まで、前回以上に幅広い方々に見学していただき、微生物に関する話を聞いてもらうことが出来た。次回は開催日の選定から、集客方法まで、「どのような人々に来ていただき微生物分野に興味を持ってもらいたいか」という目的を意識しながら、準備をする必要があると感じた。(分子遺伝学研究室 M1 大山 夏生)
©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University
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