＜概要／目的＞
・概要
オープンラボの来場者を対象に、どのようにショウジョウバエを用いて代謝・記憶等に関わる研究を行うのか、また実際に研究室ではどのようなことを行っているのか紹介する。
・目的
一般的に害虫としてのイメージが強いハエだが、幅広い年齢層の人を対象にモデル生物として側面からショウジョウバエに触れてもらい、生命科学に対する興味を持ってもらうことを目的とする。企画者においては、対象を意識しながらそれに合わせて臨機応変に対応し、企画を運営する能力の向上を目的とする。
＜方法／企画としての特徴＞
①クイズ
ショウジョウバエを用いた研究に関するクイズを出題する。ブースの展示や解説と関連しており、見て回ると必ず答えが分かるようにする。
②ショウジョウバエの飼育についての展示
ショウジョウバエを飼育するための装置、餌の材料、ライフサイクルの解説をする。この時、キイロショウジョウバエをモデル生物として用いることのメリット等を理解してもらう。
③様々な変異体ショウジョウバエの観察
様々な変異体ショウジョウバエを顕微鏡下で観察してもらう。また、変異が起きた原因についてもわかりやすいように伝える。
④ポスター展示
研究室での研究の概要と、これまでに明らかになったことを解説する。
＜活動内容／具体的成果＞
来場者の出来るだけ多くに対応するため、複数の体験ブースを用意した。ショウジョウバエの特徴や研究内容の解説をする際には、来場者の理解度に合わせて解説を行うようにした。クイズに景品をつけることで、親子連れの来場者も同じく全てのブースを回って解説を聞いてくれ、子供も楽しむことができ、クイズの正答率はほぼ100％であったと思われる。
ショウジョウバエ変異体の説明風景
研究ポスターの説明風景
＜感想／課題など（企画力／評価力／自主性等の向上を含む）＞
当日は来場者が非常に多く、世代も様々だった。そのため、相手のレベルに合わせて説明・対応していく能力を養うことが出来たと考えている。ただ、研究に関する説明についてはあまりできていないように思えたため、来年以降改善できればと考えている。（M1 萩原翠唯那）
当日は小学生や中学生の来場者が想定より多く、「DNA」や「遺伝子」といった我々の研究説明において欠かせないワードが使えないという状態での説明は非常に難しいものであった。なんとか、そういった言葉の説明を身近なものにたとえて行なっていたが正直伝わっていなかったと思うので反省するべきポイントであった。「よりわかりやすく」を次回に向けた反省にしていきたい。（M1 麻田佳史）
