TMU logo
生命科学科・大学院生命科学専攻
[トップ]
cover
研究室
神経分子機能
発生生物学
細胞遺伝学
分子遺伝学
植物発生生理学
細胞生化学
進化遺伝学
神経生物学
植物環境応答
環境微生物学
動物生態学
植物生態学
動物系統分類学
植物系統分類学
光合成複合微生物
⇒応用生命科学領域
(大学院)
植物発生生理学研究室
写真
 被子植物の生活環においては、種子の発芽、幼植物から成熟個体への成長、花芽の形成、雌雄生殖器官の発生、重複受精、種子の形成など、さまざまな発生・生理現象がおきています。
 本研究室では、それらの中でも次世代の個体を残すことに密接に関連している、「受精、胚発生および種子形成」の過程に焦点を当てて研究を進めています。

[研究室メンバー]
教授 岡本 龍史
助教 古川 聡子
助教 木下 温子
博士後期課程 戸田 絵梨香、渡辺 選子、Kasidit Rattanawong、Tety Maryenti
博士前期課程 Hanifah Aini、赤坂 大輔、古野真由子、安冨 要、和田 美月、澤本 陸、増尾心之介
卒業研究 渡辺 真史
客員准教授 瀬尾光範
客員研究員 加藤 紀夫、内海 貴夫、大西由之佑
所属教員
岡本 龍史・教授
古川 聡子・助 教
木下 温子・助 教
研究室訪問の申し込みhyperlink
 大学院受験希望の方は、是非、研究室を見に来て下さい。
研究内容
植物の受精を顕微鏡下で再現する
有性生殖を行う生物においては、卵(雌性配偶子)と精(雄性配偶子)が融合して受精卵が生じ、その受精卵が発生して次世代の個体になります。被子植物では、この配偶子融合が雌しべの奥底で起こることから、動物のように人工受精を行うことは簡単ではありません。しかしながら、我々はモデル植物であり、かつ、食糧としても重要なイネから卵細胞と精細胞を単離したのち、それらを電気的に融合させることにより受精卵を作出し、その受精卵を個体へと発生させる実験系 (in vitro 受精系)を確立することに成功し(図1)、植物の受精や受精卵発生の機構の解析を進めています。
イメージ
図1.イネ in vitro 受精系
休止状態にある卵細胞が、精細胞との融合によってどのように活性化し、発生を開始するのか
上記の植物発生学・生理学的に重要な疑問を明らかにしたいと考え、受精卵の活性化メカニズム、受精誘導性・抑制性遺伝子の機能解析、受精卵中における雌雄核の融合機構、受精卵発生における父親・母親ゲノムの役割、および受精卵の不等分裂機構などを研究のテーマにしています。図2は、イネ受精卵中における精核と卵核の融合の様子です。核融合後に、受精卵は活発に分裂します(受精卵の第一分裂過程)。
イメージ
図2.受精卵中における精核と卵核の融合過程(核の合一)
配偶子育種による新形質植物の作出
イメージ
図3.交雑受精卵からの胚性カルスと再生シュート
異種および同種の配偶子を任意の組み合わせで融合させることで、新しい形質をもつ植物(穀物)を作出する試みを進めています(特許出願済)。右の図3A はイネとコムギの交雑細胞由来の胚性細胞塊、図3B はイネとミナトカモジグサの交雑細胞由来の再生シュートです。また、異種間交雑細胞や倍数性細胞を用いて、異種間ゲノムの軋轢や雌雄ゲノムの機能差などの基礎生物学的な解析も行っています。

©2020 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University