TMU logo
生命科学科・専攻
トップ

2020年度 第2回 生命科学教室セミナー

巨大ウイルスの比較進化ゲノム解析

吉川 元貴
(東京都立大学 理学部 生命科学科 進化遺伝学)


ウイルスというと、インフルエンザウイルスやコロナウイルスなど病原体のイメージが強いが、最近の研究により、そうしたこれまでのウイルス概念は覆されようとしている。そのきっかけの一つとなったのが、細胞性生物に匹敵するほどの粒子サイズやゲノム長を誇る「巨大ウイルス」の発見であった。巨大ウイルスは大きいだけでなく、多彩な遺伝子を持ち、細胞生物に近い機能を備えているものもいる。さらに、ゲノム解析により、真核生物の起源や初期進化に巨大ウイルスが関与していた可能性が示唆され、その進化にも関心が高まっている。しかし、見つかっている巨大ウイルスのサンプル数はまだ少なく、依然解明されていない進化学的、ゲノム科学的な問題も多く残されている。本セミナーでは、巨大ウイルスが宿主とともにどのように進化してきたのか、以下の新たに発見された巨大ウイルスの比較進化ゲノム解析から明らかになった研究成果について紹介したい。
1.        青枯病菌に感染するジャンボファージφRP12及びφRP31 (Matsui et al., 2017)
2.        カンキツかいよう病菌に感染するジャンボファージXacN1 (Yoshikawa et al., 2018)
3.        アカントアメーバに感染するメドゥーサウイルス (Yoshikawa et al., 2019)

https://zoom.us/j/93135398682?pwd=aW9lM3dqcTNPampCSWhiYVZteDJLQT09  ミーティングID: 931 3539 8682 パスワード: 103519

©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University