生命科学科・専攻の関連事業・社会貢献
生命科学科・専攻では、学部・大学院での研究・教育に加え、以下のような事業・行事を通じて、高等学校教員をはじめ一般の方々への研究・教育の補助、啓蒙活動等の社会貢献を積極的に推進しています。
ショウジョウバエ系統保存
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首都大学東京のショウジョウバエ系統保存は、昭和37年に東京都の事業として認定されて以来、年毎に充実し、我国最大級のショウジョウバエ実験系統供給の中心として、国内外の教育・研究機関の需要に応えています。事業は動物飼育担当技術職員および、関連分野の研究室所属の構成員によって行われています。本学の系統保存の特色は、キイロショウジョウバエ突然変異系統以外の野生種・野生系統の多さで、100種3000系統以上のショウジョウバエ系統を維持しています。2003年度は59の国内研究機関、42の国外研究機関、42の中・高等学校にのべ6131系統を分譲しています。
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恒温室での飼育と系統維持作業
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牧野標本館
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牧野標本館は、日本の植物分類学の基礎を築いた牧野富太郎の没後に寄贈された未整理標本(いわゆる牧野標本)約40万枚をもとにして1958年に設立されました。それらの未整理標本の整理作業を行い、2003年3月現在、整理済み標本約40万点、未整理標本約10万点を所蔵しています。総標本点数や特に学術的価値が高いタイプ標本数では、日本国内で東京大学、国立科学博物館、京都大学につぐレベルにあり、国際記号MAKとして認知された主要なハーバリウムの一つであります。牧野標本館の標本は、学内外で行う教育・研究に利用されてきたばかりではなく、外来研究者に標本の閲覧の便宜をはかり、また、標本貸出等の要望に対応して、広く国内外の植物学研究者に活用されいます。
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コンパクターに収めらている植物標本
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高校教員のためのリカレント生物学講座
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生物科学の急速な進展と社会における重要性の増大に伴い、高等学校の生物の授業においても生徒に新しい知識を正しく解説する必要性が高まっています。リカレント生物学講座では、高校生物で扱われている内容に密接に関係する最近の生物科学の進展を、第一線の研究者が特に重要な点に絞って解説し、受講者の質問に答えます。
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実験指導法講座での実習風景
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オープン・ラボ
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生命科学科では、1年間に2〜3回、オープン・ラボを開催し、研究室、付属施設等の一般公開を行っています。オープン・ラボでは、実際の研究室・施設内部を見学して頂けるほか、展示パネルや実験装置、生物材料なども用意し、専任教員や大学院生による説明も行いますので、生命科学科の研究・教育活動を深くご理解頂くことができます。例年、大学説明会(オープンキャンパス)や学園祭の機会を利用して開催されます。
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大学院学生による説明風景
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©2015 Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University